リーバイスGジャン 507/557とファースト/セカンド/サードの違い

リーバイスGジャン 507/557とファースト/セカンド/サードの違い

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リーバイスのGジャン(デニムジャケット)を古着屋やフリマで見たとき、「ファースト・セカンド・サードの違いが分からない」「507と557はどっち?」で止まる人は多いはずです。この記事は、型番と外見の特徴だけで3世代を見分け、目的に合う1着まで選べるようにするための整理です。

私は古着の販売(メルカリ出品分を自作ECサイトへ取り込む運用)をしていますが、以下は特定の個体を採寸した記録ではなく、各世代で共通して確認できる設計上の特徴と、一般に流通している年代情報をまとめたものです。年代の境界は資料によって前後する点を先に断っておきます。

まず比較軸を決める

3世代は「呼び名」だけで覚えると混乱します。判断は次の軸で行うと速いです。

  • 型番:506XX / 507XX / 557XX
  • 胸ポケットの数:1つか2つか
  • 前身頃の処理:プリーツ(タック)かVステッチか
  • シンチバック(背面のバックル調整)の有無
  • シルエット:太めか細めか

このうち「胸ポケットの数」と「前身頃の処理」を見れば、ほぼ一発で世代が絞れます。まずこの2点だけ意識してください。

一覧表で並べる

軸 ファースト(Type I) セカンド(Type II) サード(Type III)
代表型番 506XX 507XX 557XX
胸ポケット 1つ(左のみ) 2つ 2つ
前身頃 プリーツあり プリーツあり Vステッチ(プリーツなし)
シンチバック あり あり(後年廃止) なし
シルエット 箱型・短丈 箱型 細身・やや長め
一般的な年代 〜1953年頃 1953〜1962年頃 1962年頃〜

※年代は一般に言われる目安で、資料により前後します。断定はできません。

それぞれの見分け方

ファースト(506XX / Type I)

最大の特徴は胸ポケットが左に1つだけであること。ここが2つあれば、その時点でファーストではありません。前身頃には縦のプリーツ(タック)が入り、背面にはシンチバック(バックル付きのベルト状の調整具)があります。全体に箱型で丈が短い印象です。

セカンド(507XX / Type II)

胸ポケットが左右2つになり、それぞれにフラップ(ふた)が付きます。前身頃のプリーツは残っています。背面のシンチバックは初期には見られますが、後年のモデルで廃止されていきます。ファーストとの最大の差は「胸ポケットの数」、サードとの最大の差は「プリーツの有無」です。

サード(557XX / Type III)

胸ポケットは2つのまま、前身頃のプリーツが消えてVステッチ(V字・ダイヤ状のステッチ)に置き換わります。シンチバックはなくなり、シルエットは前2世代より細身で少し長めになります。現在「トラッカージャケット」と呼ばれる定番の原型です。

補助的な年代の手がかり:BIG E と small e

赤タブの表記が大文字の「LEVI'S(ビッグE)」か小文字混じりの「LeVI'S(スモールe)」かは、年代を絞る補助になります。一般にビッグEはより古い個体に見られるとされます(切り替え時期は資料により異なります)。タグや刻印で年代を追う考え方は、Patagoniaシンチラ スナップTのタグ判別やコーチジャケットのタグで年代を見分ける方法と同じで、複数の手がかりを重ねて確度を上げるのがコツです。

状況別:どれを選ぶべきか

  • とにかく古い1枚・希少性重視 → ファースト(506XX)。ただし現存数が少なく高価になりがちです。
  • 2ポケットの実用性とヴィンテージ感の両立 → セカンド(507XX)。プリーツの立体感が特徴です。
  • 普段使い・手に入れやすさ・細身シルエット → サード(557XX)。復刻も多く、選択肢が広いです。

購入時は「胸ポケットの数 → 前身頃の処理 → シンチの有無 → タブ表記」の順で確認すると、店頭でも短時間で世代を判定できます。オンラインで買う場合は、背面全体・胸ポケット・赤タブのアップ写真を必ずもらってください。この3枚があれば世代はほぼ確定できます。

まとめ

3世代の判定は「胸ポケット1つ=ファースト、2つでプリーツ=セカンド、2つでVステッチ=サード」の3ステップに落とせます。次の一歩として、気になっている1着の胸ポケットと前身頃の写真をこの表と照合し、まず世代を確定させてから、状態や価格を検討してください。

この記事で触れたもの

よくある質問

リーバイスのGジャンで507と557の違いは?

507XX(セカンド)は前身頃に縦のプリーツが入り、557XX(サード)はそのプリーツがVステッチに置き換わります。胸ポケットはどちらも2つなので、前身頃の処理で見分けるのが確実です。

ファーストとセカンドの一番簡単な見分け方は?

胸ポケットの数です。左に1つだけならファースト(506XX)、左右2つならセカンド(507XX)。まずポケットの数を数えるのが最短の判定方法です。

サードはいつからの型ですか?

一般には1962年頃からとされる557XXがサード(Type III)で、現在のトラッカージャケットの原型です。ただし年代の境界は資料により前後するため、目安として捉えてください。